あまり自炊しなかった今までですが、
普通に自炊する事が当たり前の一歩手前のようになれました(笑)
一つの食材から別の品目に変わったり、
一つの料理に別の何かを加えられるようになっている。
一通りの手順から、ちょっとだけ余裕が生まれて来たように想います。
ちょっとだけ作るのが楽しいのと、
これとこれとを組み合わせた時の結果はどうなるのかなという、
材料と材料の足し算と引き算。
実家は自営業だったので、
小さい頃はほとんど外食で、家庭料理というのがわからない事もありました。
今まで現在の仕事を通しても、お友達を通しても家庭料理を沢山戴いた。
その流れから料理の味の違いや、かける時間、
仕込みの事など伺っているとちょっとだけ興味が湧くようになった。
その興味は戴いた料理が美味しかったからだと想います。
母も最初は小さい子供二人を育てながらの自営業だったので、
なかなか難しかったと想います。
時間があってないような自営業だったので。
今ではいろいろと作って居ます。
先日FBのタイムラインでもあげたのですが、映画「あん」というのを拝見してから、ますます支度する事の愛情というか、食材がどんな季節を潜って販売されてきているのか、下ごしらえをする事で、戴いた方が美味しくて次も来てくれるというのを観ると、とってもハートフル(こころの繋がりの世界、迎え入れる/出す世界)だなと。
下ごしらえというのは、縁の世界と似ているように想えました。
縁あって対面できて、いがみあうか、かっこつけあうか、
また次も逢いたいなと想えるような存在になっているか。
それは一回、二回でない場合もあるだろうけど、回数ではない事もあります。
そうやって積み重なったモノが仲良く拡がっていったり、
別の場所で繋がって行ったり。
縁あってフライパンには、海のモノと山のモノとが融合している(笑)
美味しくできるかどうかは、経験値や一回の食事の記憶力というのかな。
こんな書き方すると難しく聞こえるかもしれないけど、
舌、五感が覚えているモノがあります。
その記憶を頼りに調節して往く。
そうすると何が足りなかったんだろう、
何が多かったんだろうと考察が始まって(笑)
器好きな方も居られるので、その方も日常も学びながら、
なんだか自分なりの息抜きスタイルが導かれているようでもあります。
樹木希林さんの小豆を煮るシーンがとても好きでした(笑)
一粒一粒を観て、煮ている最中の匂いの変化を嗅ぎ分けて。
丁寧な料理ができる方は、本当に尊敬します。
昔から、意外に料理映画は観ているんですよね(笑)
憧れがあるんだなと、上手な生き方というか、楽しみ上手に想えたり、お友達のYちゃんは注文した野菜を綺麗にざるに置いたり、ちょっとした小瓶に入れて飾って居たりしてるのを観て、優しいな~と感動したのを覚えています。
食材を愛おしむ保存方法というのかな(笑)
Yちゃんに聞いたら「食材がとても可愛いからそうしたくなる」と言って居ました。
似合うところに置いている。センスですよね。
手の込んだものは今はできませんが、
レパートリーが増えて居る事に地味な幸せを観じております💛