今日は記念日だから、日付と名前と入れなさいと先生に言われた。
墨3本目で、一本目と二本目は合体する為にオペに出した(笑)
先生が墨絵を習い始めていた頃は1年に5本くらい使って居たそう。
そういった背景もあって、先生は先生の先生方から凄く観られていた方。
現在4年目のわたしは3本目。
といっても1本と1本は使いきれていないので、
せいぜい一本半くらいの使用量。
今回初めて記念日という感覚になった。
二本目の時は特に気にせずに使っていて、今に至る。
一回区切ると、今までの時間が一入になってきた。
日付と名前を墨の桐箱に書いた時に、また始まるんだな~とふんわり想った。
家に帰ってから初心の笹を描いてみたけど(笑)
わたしはなんかセンスがない(笑)
なぜ続けているのかなと考えながら、
墨を摺って居たらお腹が痛くなってきた。
もちろんうまく描きたいと想うけど、
せっかく生きているから筋を通して観たいと想ってやっているところがある。
誰にとか自分にとかでなく、人生そのものに。
ニ、三度描いている葡萄も、
粒と粒が離れていて骨折しているような葡萄になっている。
絵を通して距離感を実感する。
ヒトとヒトとの距離感や、一房に成っている果物や、植物の重なり合いとか。
触れる事の怖さ、知る事の奥深さ、捉える事の難しさ。
間引く事とか。
長谷川町子さんの絵は、本当に間引きというか、
大事な柱だけ綺麗に描いて居ていて、
描いていないところさえもイメージできてしまうところがある。
描いていないのに、出て来る風景。
カッコよすぎる。
わたしにとって習い事は、
死角だらけの生き方のリハビリステーションなのかもしれない。
この間飲んだクリームソーダ🍒
ドアップで撮ってみました。