今日は組紐教室の展示会に参加してきました。
まだ通って5回位。
正式な教室というより、わたしが入っている方が研究所的管轄らしい。
なので月によっては予約が取れずに、一カ月後とか一カ月半に一度という時もある。
紐、編む、組む、染や色の配色やデザインなど魅せられている方は、
教室にも通い、研究所にも通っている。
道明さんを知ったのは、Mさんのお陰で着物や組紐を戴いた事から。
道明さんの組紐と他の組紐の存在感というか、なんとも言えないボリューム(雰囲気/密度)感に驚いてすぐに検索。
一度、行って道明さんの作っている組紐観たい!!からがスタート。
歴史を知って尚の事、誠実に組紐と向き合いたいというモードになる。
遊びではなかなか携われない感覚でした。
展示会場の別会場で、道明三保子先生の講演もあったのでそちらにも参加。
説明がとてもわかりやすく、興味深い話も沢山。
講演を聞いてから、着物や日本画、墨絵、文字、古今和歌集、組紐。
これらの繋がりがとても素晴らしいというか、
これぞ日本の遊びという贅沢さを知りました。
絵画も和歌も色彩も色合わせも、全てが組み合わされている。
他の文化がわからないけど、本当に日本の豊かさってこの感性なんだなと。
左右対称がわかっているから、ずらす事がでてきて、
その空間から醸し出す物体の世界というか、物理の世界の優雅さ。
その道に行っている方の話を聞くと、モノの選び方がわかって来る事があります。
何も知らないで選ぶのも楽しいけれど、物語性とか繋げ方とか知ると、
粋な遊びかた、粋なコーディネイトになるんだなと勉強になりました。
ただそれには目を肥やす事は必須!
良いモノから教えて貰う事など。
これは白洲正子さんの本にも書いていた。
イイものを一つ買って、それから学んで往く。
だから今日は組紐展が入り口となったけど、
日本の遊びを教えて貰った日になりました。
今日は着物を着て行ったんですが、皆さん綺麗に着物をお召しになっていた('Д')
そうよね、暫く着ていなかったのでダルダル(笑)
中にはそうでもない方も居られたけど、あれだけしっかり着ている方を観ると、
ちゃんとTPOを選ぶ事を痛感💦
弁えがなかったという事に恥ずかしいと想えた事で、
選び方にも目を光らせる事にしました(笑)
何がメインか!とか。
この間、恵比寿で遭遇した先生と展示会場でお逢いして、
いろいろとお話を伺っている中で、本当に良いモノを伝えて往きたい方々なんだなとわかりました。
もともとは制限のかかった世界だったけど、
制限をかけていた時代から技術が公開されて往き、
それを学んで育んで行って歴史を止めない職人を未来に繋げて往く。
それは粋な遊びを提供して楽しんでもらうためにも、
日常が穏やかに成って往く事や、
日々の励みにもなるような逸品を提供できる技術者になるというのは訓練や集中力、
好奇心がないと伝わらないモノなんだと実感致しました!
高価なモノという遊び方ではなくて、
高価なモノに遊ばれている方も居ますもんね!
ピンと来たモノとかって、
高価なモノもあれば普通のモノもあるし、低価なモノもある。
今日は眠っていたセンサーが刺激を受けました。
眠っていた日本人の性というんでしょうか(笑)
墨絵教室での事と、組紐と着物の世界が急激に重なり始め、
絹糸ではない墨絵、組紐、着物、和歌での組編んでいるようなモードです。
いや~日本人「が」、なのかなんなのかわからないけど(笑)
コーディネイト力というか、調合力、縫合力、補強力に圧巻です。
眠ってます脳。今日確実にわかりました。
まだまだハイパワーになりますでしょうし、
どん欲に飲み込んで行っていい四季があった。
贅沢の極みって、一人体でどれだけ芸術品や匠の技、
文化を観れたかになると想いました。
もう贅沢しかしません(笑)
だって、本当に良いもを知るというのは時間が必要だという事もわかりましたし、
知れば知るほど奥があって、裏の美しさもあって、留まる事がない。
一遍に集める事も可能なんだろうけど、そんな強引な話ではなくて、噛みしめる味や待ちに待った至福の機会とか、そういった目立たない歓びもあるから。
本当に良かった。
ほんと、皆さんのお蔭で御座います!!!
奈美、精進致します(ー人ー)
道明さんの落雁が(笑)
ロビーにお茶と一緒に置かれていました💕
めっちゃ美味しかった✨
本当に綺麗!!
緑の組み合わせ、心が洗われて往くようでした!!
音が弾かれているよう。
初めて組紐の設計図を観ました。
楽譜のような説明に驚き。
会場の近くにあったお蕎麦屋さん。
春の天ぷらセットにしてみました。
組紐展の帰りに、洋装部門の展示会場へ。
ここには正倉院時代のモノが展示されてあります。
研究所には置いてない逸品が。
イヤリング💎